VOL.115 香りを楽しむこと=環境問題を考えること
コラム
今回から、「アロマ環境」についてのお話を少しずつご紹介していきたいと思います。
さて、この「アロマ環境」という言葉。とくに「アロマテラピー検定」をご検討されている人にとっては注目のワードです。
「アロマ環境」とはなにかというと……。
『公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)』によると、次のように定義されています。
「アロマ環境とは、自然の香りのある豊かな環境のこと」
この概念は、芳香を意味する「アロマ」と、わたしたちや香りを取り巻く「環境」という言葉を組み合わせて作られたもので、これには「自然の香り」「野外だけでなく室内の環境」も含まれています。
アロマテラピーで使用する精油は「植物の恵み」が基本。
ということは、自然が自然のままに育まれる環境の保全が大事になっていくのです。
地球環境が悪化していくことになったら、植物が自然に育つ環境を保つことは難しくなります。
当然ながらわたしたち人間にとっても。
だから、香りを楽しむこと、アロマテラピーを楽しむことと、アロマ環境を保全し、創造することは、「一体である」と考えて行動していかなければならないのです。
地球規模で環境問題を深く理解することこそが、香りを楽しむ、理解することにつながるです。
そんなことを考えると、精油一滴にも尊さを感じていくから不思議です。
参考文献:『アロマテラピー検定1級2級 合格テキスト&問題集』より。
(島みるを)
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